神戸でイタチシダを判定する場合、オオかヤマかヒメを判定すれば良さそうだ。葉の最大長が違うので、まず葉の長さを測る。オオはmax62cm、ヤマはmax42cm、ヒメはmax44cm。50cmあればオオで良い。
40cm以下の場合、ヤマかどうかを判断する。まず小羽片の先端の鋸歯を見る。ヤマには鋸歯がない。次に鱗片の色を見る。ヤマなら、葉軸裏は黒く、羽軸裏は黒くない(*1)。葉の色は、濃すぎないかを見る。ツバキのような緑色なら、ヤマではないと思った方が良い。裂片の縁の反りは、ベニシダと比べるとヤマもオオも反っているので、判断材料にしない方が良いと思う。
ヤマでない場合、ヒメかどうかを判断するべきと思うが、これから述べる方法は半自己流なので参考にならないかもしれない。まず葉柄の鱗片の量を見る。殆ど鱗片が無ければ、ヒメと思われる。次に、明確に柄のついた小羽片をざっくり数える。オオだと10を超えないだろうと思うが、ヒメは10よりは全然多く、小羽片の半分くらいに柄がついている時もある。葉の色は、イチョウくらいか、それより薄い色、少し黄色っぽいかもしれない。
最近オオは5つの変異タイプに分ける見解があるようで、下記urlのオオイタチシダ物語に、詳しく説明されているのを、イタチシダをネットで調べている途中で知った。
http://syokubutukensaku.o.oo7.jp/sida001.html
確かに詳しく書いてあるが、実際に当てはめるのは難しそうだ。
※日本産シダ植物標準図鑑の分布によると、ナンカイは神戸になさそうだ。
※紙質、革質といった表現は、私は正しく判断できないので、判断材料から外している。
*1: 日本産シダ植物標準図鑑にそう書いてあるが、実際は羽片裏にも黒い鱗片がある。
光沢なし。葉は15-20cm。
光沢全くなし。葉は20-30cm。
光沢はほぼない。葉は先がないが残りの部分で20-25cm。
黄緑に見える。光沢は少しある。葉は40cmありそう。
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